V6-小さな恋のおはなし
ある街に
毎日、手纸を届ける邮便配达人がいた
あるときは涙を
またあるときは微笑みを
くりかえす営みに
揺るぎない夸りを抱きながら
彼は今日も
谁かのもとへ手纸を届ける
配达の帰り道
いちばん星见て
大好きな人のこと
そっと愿ってる
君想うだけ それだけで明日も顽张れるよ
ありふれた 小さな恋のおはなし
似合わないのはわかっているけれど
カフェに通っている
頼むものは决まっているけれど
悩むふりをする
できるだけ时间をかけて
一杯のコーヒーを饮み干しながら
彼は想った
この気持ちを彼女に届けよう…と
エプロンと白い肌 ジャスミンの香り
淹れたてのコーヒーに 优しい微笑み
募る気持ちを纺いでく
爱しさ降り积もる
君がいる 小さな恋のおはなし
彼は手纸を书いた
言叶じゃたりないほどの
想いを込めて
その一通を
ポストに入れることが出来たら
どんなに楽だったろう
沢山の想いを届けた彼が
たった一つの想いを届けられない
雨の日も风の日も
くさることもなく
「大切」を届けてきた
この手で渡そう
そっと开いた花のよに
静かに伝わってく
叶えたい 小さな恋のおはなし
宛先のない手纸を渡すのは
初めてかもしれない
それでも彼は自分の手で渡した
冷静を装って
渡そうとするほど手は震えたが
これは仆だけの
小さな恋のお话なんだと笑ってみせた
あの日から相変わらず「想い」を届けて
ささやかな毎日に感谢をしている
爱しい人が待っている
お家へさあ帰ろう
この世界に 一つの恋のおはなし