植物界は动物界を支配する。不毛の地に最初の草の种が芽を出すと、それが昆虫(こんちゅう)を呼び、昆虫が鸟を呼び、その鸟の粪粒(ふんりゅう)が新しい植物の种子を输入する、そこにいろいろの獣类が移住を始めて次第に一つの「社会」が现出する。日本における植物界の多様性はまたその包蔵する动物界の豊富の可能性を指示するかと思われる。
植物界支配动物界。不毛之地一旦最初的草种生出芽来,就会慢慢招来昆虫,昆虫招来鸟,这些鸟的粪便又会带来新的植物的种子。于是,各种各样的兽类开始迁移过来,然后出现一个社会。日本的植物界的多样性被认为表现了其所包含的动物界的丰富性的可能性
试みに反対の极端の例をあげてみると、あの厖大(ぼうだい)な南极大陆の上にすむ「陆栖动物(りくせいどうぶつ)」の中で最大なるものは何か、という人困らせの疑问に対する正しい解答は「それは羽のない一种の蚊である」というのである。こんな国土もあることを考えると、われわれは蚊もいるが马も牛もおり、しかも虎(とら)や狮子(しし)のいない日本に生まれたことの幸福を充分に自覚してもいいのである。
尝试的举反面极端例子的话,在那个庞大的南极大陆上住着的陆栖动物中最大的是什么?面对这个让人为难的问题,其正确答案是一种没有翅膀的蚊子。想到竟然还有这样的地方,我们不但有蚊子,还有牛有马,虽然没有狮子老虎,但生在这样的日本,还是可以充分感觉到幸福的。
今私は浅间山(あさまやま)のふもとの客舎で、この原稿を书きながらうぐいすやカッコウやホトトギスやいろいろのうたい鸟の声に亲しんでいる。きじらしい声も闻いた。クイナらしい叩音(こうおん)もしばしば半夜の梦に入った。これらの鸟の鸣き声は季节の象徴として昔から和歌や俳句にも咏ぜられている。また、日本はその地理的の位置から自然にいろいろな渡り鸟の通路になっているので、これもこの国の季节的景観の多様性に寄与するところがはなはだ多い。雁(がん)やつばめの去来は昔の农夫には一种の暦の役目をもつとめたものであろう。
现在,我在浅间山山麓的客栈内,边写着这份书稿,边感受着黄莺、杜鹃等鸟声的歌唱。还听到了像是野鸡的叫声。秧鸡的声音也时时进入夜半的梦中。这些鸟叫最为季节的象征,自古在和歌俳句中被咏唱。另外,日本因为其地理位置,自然成为了各种候鸟的飞行路线,这种为这个国家季节景观多样性作贡献的地方也很多。大雁、燕子的来去对以前的农夫来说,其扮演了一个日历的作用。
野獣の种类はそれほど豊富ではないような気がする。これは日本が大陆と海で切り离されているせいではないかと思われる。地质时代に朝鲜(ちょうせん)と陆続きになっていたころに入り込んでいた象や犀(さい)などはたぶん気候の変化のために绝灭して今ではただ若干の化石を残している。
发现野兽的种类并没有那么丰富。这也许是因为日本被海洋从大陆分离出来吧。在地质时代,和朝鲜在陆地上接壤时候,进入日本的大象犀牛等动物因为气候变化而灭绝了,现今只留下了若干化石。
朝鲜にいる虎(とら)が気候的にはそんなに违わない日本にいないのはどういうわけであるか、おそらく日本の地が大陆と分离した后になってこの动物が朝鲜半岛に入り込んで来たのではないかと思われる。猫(ねこ)は平安朝に朝鲜から舶来したと伝えられている。北海道のひぐまも虎と同様で、东北日本の陆地の生まれたとき津軽海峡(つがるかいきょう)はおそらく陆でつながっていたのではないかと思われるが、それがその后の地変のために切断してそれが潮流のために広く深く掘りえぐられた、それから后にどこかからひぐまが虾夷地(えぞち)に入り込んで来たのではないかと想像される。四国にはきつねがいないということがはたして事実ならばこれも同様な地史的意义をもつかもしれない。それはとにかく日本が大陆にきわめて接近していながら、しかも若干の海峡で大陆と切り离されているという特殊の地理的条件のために日本のファウナがどういう影响を受けているかということは上记の雑多な事実からも了解されるであろう。
在朝鲜的老虎并没有出现在气候上没有太大区别的日本,这是什么原因?恐怕这种动物是在日本从大陆分离出来后才进入朝鲜半岛的吧。猫据说是平安年代从朝鲜传来的。北海道的棕熊和老虎一样,出现在东北日本陆地上的时候,津軽海峡恐怕还与大陆相连。可以想象,气候的地质变异将其切断,又由于潮流的关系,津軽海峡越来越深越广。其后,不知从何处开始,棕熊进入了虾夷地。在四国没有狐狸,如果这是真的话,这也许也具有同样的地质史上的意义。上述的许多事实可以让人了解到,尽管日本和大陆极其接近,但由于若干的海峡的缘故和大陆分离,这种特殊的地理条件,日本的动物种群受到了怎样的影响吧。
请参考
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